金属屋根 太陽光架台の施工では、屋根材だけでなく、母屋または荷重を支持する下部構造へ確実に固定することが重要です。本ガイドでは、ゼットワイエナジー有限公司のLフット太陽光架台システムを用いた金属屋根 太陽光架台の基本的な施工手順をご紹介します。EPC事業者、施工会社、販売パートナーが屋根設置型太陽光発電プロジェクトを計画・施工する際の技術資料としてご活用いただけます。
技術上の注意事項:本ガイドは製品の組立・施工に関する参考資料です。最終的な構造設計、荷重および風荷重の確認、締結部材の選定、電気的ボンディング(等電位化)、接地、ならびに法令・地域規定への適合性については、必ず有資格者または専門技術者が確認してください。締付トルク、締結部材の種類、支持点間隔およびスパンは、対象プロジェクトで承認された設計図書に従う必要があります。
金属屋根 太陽光架台の設置手順動画
以下の組立動画では、Lフットの固定、アルミレールの設置、太陽光モジュール用クランプの取付に関する基本的な流れをご確認いただけます。

注記:本動画は基本的な組立作業を視覚的に説明するためのものです。構造・電気に関する施工要件については、製品の施工説明書、承認済み設計図書、およびプロジェクト文書に従ってください。
動画内容の概要
- 0:00~0:06:Lフットの位置決めと固定
- 0:07~0:15:アルミレールの取付
- 0:16~0:18:エンドクランプによる太陽光モジュールの固定
- 0:19~0:25:モジュール間へのミッドクランプの取付
Lフット太陽光架台システムの構成部材
金属屋根 太陽光架台の施工を開始する前に、必要な部材がすべて揃っていることを確認してください。
- Lフット
- アルミレール
- レールジョイント
- エンドクランプ
- アースプレート付きミッドクランプ
- 接地端子(グラウンディングラグ)
金属屋根 太陽光架台の技術仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 主材料 | アルミニウム合金 AL6005-T5 |
| 表面処理 | アルマイト処理 |
| 締結部材 | ステンレス鋼 |
| 用途 | 金属屋根への太陽光発電モジュール設置用。最終的な適用可否は、プロジェクトごとの設計条件および技術検討に基づいて確認してください。 |
| 設計基準 | 参照する設計基準、荷重条件、および技術要件は、プロジェクト、設置地域、対象市場によって異なる場合があります。 |
必要な工具
- 墨出し糸または水糸、コンベックス
- M8/M10の締結部材に適合する六角ソケット付き電動ドライバーまたはインパクトドライバー
- 直径9mmのドリルビット
- マーキングペン
- M8対応のトルクレンチ、6mm六角レンチ
- モンキーレンチ、ゴムハンマー
金属屋根 太陽光架台の施工前確認事項
金属屋根 太陽光架台では、屋根材の種類だけでなく、母屋の位置、屋根下地の状態、荷重条件、施工時の安全対策を事前に確認する必要があります。以下の項目を、現場作業の前に確認してください。
- 承認済みの施工図、構造設計図、および技術資料を確認する。
- 金属屋根材の下にある母屋、または主たる支持構造の位置を特定する。
- 屋根の状態、現地の気象条件、および作業エリアへのアクセス状況を確認する。
- 高所作業の安全対策を準備し、プロジェクトに適用される電気関連要件に従う。
手順1:母屋位置とLフット取付位置のマーキング
承認済みの設計図書に従って、Lフットの取付位置をマーキングします。プロジェクト固有の構造設計で明確に許可されている場合を除き、屋根板金だけを荷重支持部として使用しないでください。各取付点は、設計要件に従って、屋根材下部の木製または鋼製の母屋・支持構造に確実に固定する必要があります。
手順2:Lフットを母屋または支持構造に固定
プロジェクトの技術資料で指定されたセルフタッピングねじ、または指定の締結部材を使用して、Lフットを金属屋根に取り付けます。すべてのLフットがアレイ全体で一直線かつ同一レベルにあることを確認してください。締結部材は、承認済みのプロジェクト文書および指定トルクに従って締め付けます。
手順3:アルミレールの設置と接続
レール接続が必要な場合:2本のアルミレールの間にレールジョイントを中央配置し、該当する製品図面または施工要領書に従って取り付けます。指定されたM8×10ボルトで接続部を固定してください。
レールの固定:設置済みのLフットにアルミレールを載せ、M8×25ボルトセットでレールを固定します。すべての締結部材は、承認済みプロジェクト図書に記載されたトルク仕様に従って締め付けてください。
手順4:エンドクランプとミッドクランプで太陽光モジュールを固定
設置済みのレール上に太陽光モジュールを配置します。各モジュール列の外側端部にはエンドクランプを使用し、隣接するモジュール間にはミッドクランプを使用します。クランプはモジュールフレームの高さに適合している必要があり、プロジェクト技術資料で指定されたトルクに従って締め付けてください。
アースプレートが付属する場合、モジュールフレームとアルミレール間の電気的ボンディング(等電位化)を形成することを目的としています。ただし、この部材はプロジェクト全体で必要となる接地・ボンディング設計に代わるものではありません。
手順5:接地端子の取付と電気的ボンディングの実施
システムの施工説明書に従い、各レール端部に接地端子(グラウンディングラグ)を取り付けます。すべての接地・ボンディング接続は、承認済みの電気設計、適用される地域規定、および太陽光モジュール・パワーコンディショナメーカーの要件に従って施工してください。
手順6:最終点検チェックリスト
施工現場を離れる前に、以下の項目を確認してください。
- Lフットは設計どおりの位置に配置され、母屋または荷重支持構造へ確実に固定されているか。
- レール接続部、Lフット接続部、およびクランプは、指定トルクで締め付けられているか。
- エンドクランプおよびミッドクランプは、太陽光モジュールフレームの高さに適合しているか。
- 接地接続および接地端子は、承認済みの電気設計に従って施工されているか。
- ボルト、導電部材、切粉など、屋根上に残った小部品を回収し、紛失や屋根材の損傷を防止しているか。
ステンレス製ボルトの焼付き・かじりを防止する方法
ステンレス鋼は炭素鋼と異なる性質を持つため、施工時の取扱いが適切でない場合、ボルトとナットのねじ部が焼付き・かじりを起こすことがあります。ねじのかじり(Thread Galling)を防ぐため、以下の点に注意してください。
- 摩擦を抑える:組立前に、ボルトおよびナットのねじ部にほこり、砂、金属片などの異物が付着していないことを確認します。焼付き防止剤は、締結部材および架台システムの施工要領で使用が認められている場合に限り、適合品を使用してください。潤滑剤を使用した場合は、指定締付トルクを改めて確認してください。
- 正しい軸で締め付ける:ボルトを締め付ける際は、工具をねじ軸に対してまっすぐに保持します。斜め締め、ねじの無理な押し込み、または不適切な角度での締付開始は避けてください。
- 締付速度を管理する:可能な場合はトルクレンチ、またはトルク管理が可能な工具を使用します。高速回転による急激な温度上昇は避けてください。電動ドライバーを使用する場合は、回転速度を十分に下げ、指定トルクで締め付けを完了してください。
金属屋根 太陽光架台に関するよくある質問
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